toggle

畳の基礎

畳ってどんなものからできているの?

畳は基本的には、畳床・畳表・畳縁の3つからできています。

畳にはどんないいところがあるの?

●畳表に使われている藺草には、二酸化窒素を吸着する性質があります。
●畳には吸音効果があるので、階下への騒音の軽減にも役立ちます。
●畳には燃えにくい性質があります。
●畳は断熱性と保温性に優れており、夏は涼しく、冬は暖かいという快適さをつくりだします。
●畳は湿度の高いときは水分を吸収し、空気が乾燥しているときには水分を放出して、湿度を調整します。
●畳の少しざらざらした感触は足へのほどよい刺激になります。
●畳の香りにはリラックス効果があります。

畳表や畳床にはいろんな種類があるって本当?

畳表には、藺草の質・縦糸の種類・打ち込み量などによって、いろいろな種類があります。
また、最近では、和紙などを使った新しい畳表も出てきています。
畳床も、昔ながらのわら床やインシュレーションボードを使った建材床などいろいろな種類があります。

畳って一枚一枚寸法がちがうの?

部屋というものは、微妙にねじれがあります。そのため、一部屋ごとに採寸して、このねじれに畳を合わせて隙間のないように敷き詰めていきます。ですから、畳は場所も向きも決まったところにしか入りません。

畳替えの目安は?

畳に座ると、畳表のカスが衣服についたり、へこみや隙間が気になりだした時は、畳替えをしましょう。畳の傷み具合によって新畳、表替え、裏返しのどの工事をするか決めます。

畳替えの時ってどうすればいいの?

大きな箪笥などの移動は畳屋さんがしてくれます。貴重品や割れ物、こまかいものを片づけておきましょう。畳を上げた後は、掃除機などでほこりを取り除いた後、窓を開けて、よく風を通しましょう。

畳は赤ちゃんにも優しいの?

畳には適度なクッション性があり、赤ちゃんがはいはい等をするときも安心です。
畳は赤ちゃんだけでなくお年寄りにも優しい床材です。

畳の上に絨毯やカーペットを敷いてもいいの?

畳と絨毯やカーペットの間にはほこりが溜まりやすく、ダニなどの恰好のすみかになるのでやめましょう。

ダニなどの虫を防ぐには?

ダニの好む環境(高温多湿)を作らないことが大切です。
具体的には、窓を開けて換気をする。梅雨時には除湿機の使用も効果的です。
それから、掃除をこまめにすることです。
これだけでもずいぶん違うはずです。できれば畳を干してください。
その際には、畳の向きと場所を印をしてよく覚えておきましょう。